専属家庭教師としてＩ君について一年。
裕福な家庭に何一つ不自由を知らずに育ったＩ君。
家庭教師のバイトをしながらの大学生活。
節約に節約をしてもギリギリの毎日だ。
そんなある日、一本の電話が。
「どういう事ですか！？」
電話の内容はこうだ。
一年も専属として受け持ってると言うのにＩ君の成績は上がるどころか下降の一途…
しびれを切らした両親から給料の大幅減額を言い渡された。
Ｉ君は……
『お父さんの会社を継ぐから頑張らなくていいんだよ！
処で先生何か楽しい話をしてよ！』
毎回、丁寧に説得し勉強をさせるものの肝心の中身はうわのそら。
それじゃあ成績も下がっちゃうわ……
親にも友人にも甘やかされ…自分の思い通りにならない事は何もない………
自分の息子すらまともに見えてない親に歯に衣を着せぬ罵倒を両親に浴びせられる
現実を受け入れない優雅に時を過ごす親に
神様は決して平等なんかじゃない
この甘やかされた肉塊が社会人になり世の中を廻す…
ゆとり…甘やかされた人間が廻すセカイ…
浄化しなければ
私の中の憤りがメラメラと音を立て体に脳に…細胞に広がる…
【浄化】…
ふと其れを思った瞬間パリンと私の枷が外れる音が私にも聞こえる音で聞こえた
ーーーー
『先生ー！今日はどんな楽しい話を聞かせてくれるのー？』
瞳をキラキラと輝かせながら彼は私に訪ねる。
「あら！
Ｉ君、今日はご両親はどうされたの？」
『うーん？ママ達？何だか先生のに逢いたく無いって出かけちゃった。
先生ー！今日は二人だね☆』
罵倒したあげく、現状を把握すらしないで一方的に減給そして優雅にお買い物…。
もう笑う気すら起きない。
蛙の子は蛙
「じゃあ今日は勉強の息抜きに先生と楽しい事をしようか？」
『楽しい事！何！何！』
ワクワクした目…キラキラした目…娯楽にしか興味を示さないその瞳……
この広いお家には彼と私の二人きり。
わーいと無邪気に喜とは反対に静まり返っていく私の気持ち、、
『ねー、ねー！先生何するのー！！』
「うふふ☆ とっても…とっても素敵な事よ？ニッコリ」
そう彼に話しかけるとゲームと偽り目を閉じさせる。
そしてそって手首の自由を奪う…
『ん。先生？…何これ…？』
彼の顎を引き上げ指先で掴む
鰻重から首筋に指を這わせ彼に【真理】を叩きつける。
「甘やかされて…苦労も知らず…いい歳になって世間を知らない。」
「貴方は人じゃないわ…人なら空気を読めるもの…家畜にも劣る生物よ」
『せ…先生……？』
「家庭教師の名目で私を買ったつもり？勉強そっちのけで甘えてばかり…私は貴方のベビーシッターじゃないのよ？」
「甘やかされて、いい歳して親便り。私が腐った貴方の根性叩き直してあげるわ…」
みうごき出来ない彼の陰部に膝をめり込ませ…
そっと耳元で囁く。
「あらあら…頼りのご両親は生憎不在☆」
「餓鬼の腐ったその根性私がキッチリ叩き直してあげる…」
ニヤリと笑い彼の男性シンボルを蹴りあげる。
『誰もいなけりゃあんたなんかたんなる餓鬼よ？』
『時間はいっぱいあるんだから……腐りきった貴方の精神叩き直してあげるわね♪』
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